とことん「本質追求」コラム第450話|特別新春号|最悪を想定して最善を尽くす

 

新年明けましておめでとうございます。

 

新年早々から一都三県で緊急事態宣言の発動が都知事から政府に要請され、物々しいスタートとなった2021年。

 

アメリカ、中国、日本など主要な経済大国が借金まみれになる中、さらに追い討ちをかけているコロナ騒動でどんな結末を迎えるのか

最悪を想定して、最善を尽くす思考回路と行動が求められている気がしてなりません。

 

2021年、藤冨が初めて見た映画は「えんとつ町のプペル」という映画でした。

 

お金や欲望の根源である「貨幣そのもの」の機能に疑問を持った経済学者が、国家権力にねじ伏せられ、逃避先の町に「えんとつ町」という一国を築く物語。

自由と平和を願うはずの町でしたが、えんとつから吹き出る煙で空を覆い、海には化物が出ると神話を作り、町人を「目に見えない監獄」の中に閉じ込めていきます。

その神話を「嘘だ! 空には星がある! 外の世界があるんだ!」と見破ろうとする異端児は抹殺。

偽りの常識が浸透する社会の中で、異端児扱いされた上に抹殺された父をもつ子が、その想いを晴らすために、空を覆った煙を爆破。

町人に真実の世界を見せる勇敢な男の子を描いたストーリーでした。

 

「常識は権力者によって作られる」

 

私たちも意識をしないと、偽りの常識の奴隷になってしまう

本質的な問題提起をしている映画でした。

 

藤冨も思います。

 

新聞、テレビでマスコミが大声を出していることは、本当に現実なのか?

もし、権力者の意図があるとしたら、民衆をどのように誘導したいのか?

と。

 

私たちは、今社会を覆う常識を自分の心眼でしかと見定める必要があると思います。

想定が外れたら、自分の責任です。他人のせいには出来ません。

でも、他人のせいにしない生き方こそ、「真の自由」だと思うのです。

 

そんな自由を勝ち取るためには、今起きていることを正しくみる必要があります。

一見、奇想天外な意見に聞こえるかも知れませんが、新聞等のメディアが小さく取り上げている事実を拾い集めたことをベースに想定していることです。

 

2021年は激震が起きる可能性が極めて高いです。

主要経済大国の経済システムが破綻直前なのです。

 

・ソフトランディングできる天才的な回避策が講じられるのか

・どこかの国にババを引かせるのか(←戦争を含めて)

・世界が協調して、経済リセットを仕掛けるのか

 

どのような結末を迎えるかは分かりません。

それでも、自分の身に起きることを自らの手で操縦するためには、最悪を想定して、最善を尽くす必要があります。

 

 

本日、新春号のコラムでは、藤冨の主観ではありますが、そんな大激震に備えて、藤冨が自らの身を守る手段として考えた対策を皆さまにもシェアしたいと思います。

 

 

  1. 資産を安全地帯に移動させる

 

例え10万円であっても資産は資産です。

経営者であれば、会社の現預金も含めてみんなを守る資産になります。

経済がリセットされたら、その資産つまり今の貨幣は紙屑になる可能性があります。

 

現在、その資産の逃避先として、「金」「ビットコイン 」に資金が流れていますが、金は割高感がありビットコインは乱高下が激しく不安定。金は7000円近く、ビットコイン は1ビット330万円まで高騰しています。

 

金は高位安定しそうですが、ビットコインは、アメリカの政権次第。

中国共産党からの支援疑惑を持たれているバイデン政権が確立されれば、中国政府が否定しているビットコイン についてもアメリカの同調行動が起きる可能性が否めません。

つまりアメリカがビットコインを規制し始めれば、ビットコイン は暴落していくはずです。

しかし、未だ敗北宣言をしていないトランプ政権が万が一でも逆転勝利を収めれば、ビットコイン は当面高位安定する可能性が残されます。

 

ただし、資本の逃避先としては不安定になりつつあることは否めません。

ここは、あまり着目されていない「プラチナ」を資産として保有しておくのが安全策と藤冨は考えています。(ご自身でもしっかりと調べたうえで、ご判断下さい)

 

 

  1. 企業体制の見直し

 

20年以上前にシフトしてきた「情報化社会」が第二ステージを迎えます。

インターネットへの接続がさらに高速化することで、頭脳や五感の空間的隔たりがなくなっていきます。

つまり、記憶や計算はコンピュータ任せ。

コミュニケーションや体験(旅行や住宅の内覧など)もコンピュータ・インターネットを介す社会が本格的に到来します。

 

テレワークをさらに進化させたバーチャル社員の登用など、人件費を変動費化し、激動する社会で柔軟に対応できる体制を整えることが必要。

また、外部対応も、オンライン商談、インサイドセールスの強化など、ネットを駆使していく視座を常に持ち、適宜対応していく必要があるでしょう。

 

 

3. 情報ソースの見直し

 

既存のメディアからの情報と真逆の発信をしている人や本質論を説こうとしている人からの情報を懐疑的に見ないことが大切です。

そうゆう考え方もあるかもくらいに柔軟に捉えておくことです。

そして、その人たちが予想した未来が少しずつ現実味を帯びてきたら、すぐに思考をチェンジすることが大切。

自分の頭の中にある常識は、そうそう簡単には変わりません。

だから常識を書き換える前に、情報に対して柔軟な姿勢を取ることが大切です。

 

以上、3点は、自らの身を守る手段として最低限気配りしておきたいことです。

 

何も起こらないことを祈りますが、もしもの時に備えて

皆様は、どのような対策を講じますか?