香りや見た目で脳を勘違いさせる|坂井信之氏著(かんき出版)

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「毎日が楽しくなる応用心理学」として”美味しさや味覚” ”においや好感度”も、脳が先入観や馴れなどでダマされているという事実が解明された書籍。

先日、健康診断で要精密検査の診断が下され、1ヶ月の断酒を決意しました。
25年以上、休肝日もほとんど設けずにいたので、最初は「禁酒」が出来るか不安でしたが、飲みたいという衝動に駆られたときに、「これは脳が”飲みたい”と錯覚しているだけ」と強く意識することで意外にも我慢ができ、さほど苦労することなく1滴も飲まずに一ヶ月を過ごすことができました。

もちろん、再検査の結果も良好でした。

実は、ちょうどこの時に、この「香りや見た目で脳を勘違いさせる」という書籍をなんとなしに読んでいたのです。

 

同書では、人間のもつ「美味しい」とか「臭い・いい香り」などの感覚は、実に先入観や馴れなどにダマされやすく現実とかけ離れることが多いことが様々な実験を通して立証されています。

例えば、旅行途中、列車の中で食べる「駅弁」はとても美味しく感じるものですが、家で食べると「あれ?こんな味?」と感じる現象。
これは、旅のワクワク感と駅弁を食べた時の満足感を勘違いしている「誤帰属」という現象が生じているとのこと。

また、バイキングでは食べ過ぎが心配…という先入観を私たちは抱いていますが、実験では「感性満腹感」という働きにより、料理の種類を増やすことで、逆に食べる量が減ったなど、予想外の事実を知る事が出来ます。

他にも、同じ味と香りのシロップに「赤」と「緑」の色を付けて飲むと、イチゴ味、メロン味と錯覚を起こしたり、ミルクチョコレートのパッケージを見ながら、ブラックチョコレートを食べると苦く感じたり…と脳は事実認識を先入観によってわい曲されやすい実験の数々が提示されています。

本書の最終章にもありますが、この現実を知るとダイエットや食生活の改善には、とても効果的です。

なぜなら、表面的に湧き起こる「欲求」が錯覚だと知る事が出来るからです。

実際、私も1ヶ月の断酒に成功していますし、期間中に4kgのダイエットにも成功しました。

生活習慣を見直したい人には、必見に書籍です。