とことん「本質追求」コラム第11話 過当競争に陥らないために「競争優位性」を作り上げる

先週は、月曜日に佐世保に入り、5日まで下関、博多に滞在していました。 

長崎のハウステンボスや九十九島、グラバー園、下関では厳流島など、観光
したい ところがたくさんあったのですが・・・

仕事が詰まっていて、講演や面談以外はず っとホテルに缶詰状態。

ちょっと残念な思いは残りましたが・・・その分、最高にラッキーな出来事
がありました。 

というのも、10年ほど前サラリーマン時代に苦楽をともにした戦友と愛する
仲間達とお酒を飲むことが出来たのです。 

下関で行ったセミナーにサプライズ参加してくれたのがキッカケで、時が過
ぎるのを忘れて深夜3時まで飲んでいました! 

▼これがその時の写真です▼ 
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=339606439451475&set=a.147894715289316.39676.100002063647012&type=1&theater

一緒の釜の飯を食った人との再会は本当に嬉しいものです。

別々の仕事に携わるようになってから長い年月が過ぎたにも係わらず、つ
い昨日まで一緒に仕事していて、明日からまた一緒にがんばろー!!

という空気になるものだから不思議です。

人との出会いは、本当に大切にしなければいけないな・・・とつくづく感
じました。

利他の精神があって、はじめて仲間や取引先、顧客との”よりよい関係”が
築けるわけですから。 

ところが、ビジネスの世界にいると、どうしても利己的な行動になりがち
です。

これは、企業の評価が「決算書」で表される以上、ある意味仕方のない事
だと思います。 

でも、企業活動の出発点が「利他的」なのか、「利己的」であるのかは、
大きな違いです。 

私はサラリーマン時代から、顧客を軽視するような言動をする上司を見る
と、例え給与が下がろうが、例えクビになろうが、烈火のごとく怒り狂っ
ていました。

「オレは貴方から給与もらっているつもりはありませんから・・・お客さ
んからもらっているんすよ!」と、上司に対して、まぁ大変失礼な暴言を
吐いたこともあります。 

これだからサラリーマンは勤めあげられないのでしょうが・・・(笑) 

それでも、一切の反省はありません。 
頑固者だと言われようが、なんと言われようが、ここに妥協したら藤冨が
藤冨でなくなると思うのです。

以前、お金は交換価値だ! という記事を書きました。
⇒ http://ameblo.jp/m-fujitomi/entry-11281434686.html 

私のポリシーとして、交換に相応しい商品・サービスを提供する企業、また
は今は未熟だけど必死に顧客と向き合い、その実現に向けてめちゃくちゃ努
力をする企業 以外は・・・・は存在価値すら無いと思っています。

厳しいかも知れませんが、顧客なくして、企業の存在はありえないのですか
ら、当然のことだと思います。

私たちは一体「顧客」に対して、どう貢献できるのだろうか。 
この一点の”問”に、真摯に向き合えば、必ず顧客とのパイプが結べるはずで
す。 

ただ、これは「言うは易し行うは難し」の最たるテーマでもあります。

そもそもが、顧客に何を求めていて、当社は何が提供できるのか。 

それも競合他社より、優れたカタチで提供できなければ、顧客は当社を選
んでくれません。

なので、他社よりも優位性を持ったカタチで、何が提供でるのか・・・。

さらに、それを如何に伝え、顧客に理解してもらい、ウチと契約したい。

ずっと長く取引をしたい・・・ そう思ってもらえるのか・・・。

脳みそから煙が出るほど考えないと、中々ブレイクスルーできるものでは
ありません。 

研修やセミナーに参加して頂いた方は「今までと違う脳みそを使っている
ようです・・・」
と言われますが、他社と同じ脳みそを使っていたら、過当競争に飲み込ま
れるだけですよね? 

そんな苦しい思いをするくらいなら、最初に「過当競争に飲み込まれない
ためにどうすれば良いのか?」を考えていた方が、がぜん楽チンです。

もちろん、考えているだけは結果が出るハズもありません。 
思考を検証するために行動しまくり、出た答えに対して、また思考して、
行動計画を立案する。

この絶え間ない「思考-行動サイクル」が、他社を寄せ付けない「競争優
位性」を作り上げていくのです。

今のような成熟時代で、さらなる成長を果たすため・・・今こそ真剣に考えた
いものです。