カスタマーハラスメントに対する基本方針
1. 事業概要と特徴
当社は、波及営業戦略を支援する共創パートナーとして、1992年の新商品開発コンサル ティングから始まり、2013年の起業を経て現在に至るまで、一貫して企業の営業力向上を 支援してきました。主な事業内容は、部門横断チームの運営支援、営業戦略の企画立案・実 践支援、波及営業法の導入コンサルティング、セミナー企画・運営、講演・執筆活動となっ ています。特に、販売の活性化を属人的要素だけに頼らず、科学的アプローチにより「お客 様が欲しくなる仕掛け」を作る波及営業法を核として、日本・世界シェアトップ企業や圧倒 的な差別的優位性を持つ100億クラスのクライアント企業複数社のプロジェクトに関与し、 国力増強の一助となる仕事を展開しています。
2. 想定されるカスハラの態様
コンサルティング業界の特性上、以下のようなカスハラが発生するリスクがあります。
➢ 成果に対する過度な要求・威圧的言動 コンサルティング成果が期待値を下回った場合や、短期間での劇的な改善を求める際に、威 圧的な言動や人格否定的な発言を受ける可能性があります。
➢ 契約条件の一方的変更要求 プロジェクト進行中に、当初の契約範囲を超えた業務を無償で要求されたり、報酬の減額を 迫られるケースが想定されます。
➢ セミナー・研修時の妨害行為 セミナーや研修の場において、講師に対する執拗な質問攻撃、内容への過度な批判、他の参 加者への迷惑行為などが発生する可能性があります。
➢ 深夜・休日の執拗な連絡 緊急性のない案件について、深夜や休日に繰り返し電話やメールでの対応を強要されるケー スが考えられます。
3. 基本方針
3.1 基本姿勢
当社は、すべての従業者が安全で健全な職場環境で働く権利を有することを認識し、カスタ マーハラスメントを断固として許容しません。お客様との良好な関係構築を前提としつつ も、従業者の人格と尊厳を守ることを最優先とします。
3.2 対応原則
・毅然とした対応 ハラスメント行為に対しては、毅然とした態度で対応します。
・記録の徹底: すべての問題事案について、詳細な記録を残します。
・継続的改善 対応事例を蓄積し、予防策の向上に努めます。
4. 具体的対策
4.1 予防対策
➢ 契約時の明確化 サービス範囲、責任範囲、連絡方法等を契約書に明記し、双方の認識齟齬を防ぎます。 ➢ コミュニケーションルールの設定 営業時間、緊急時の連絡方法、対応可能な範囲を事前に明示します。
4.2 発生時対応
➢ ICレコーダーの活用 電話対応や面談時には、必要に応じてICレコーダーによる録音を実施し、事実関係の正確な 把握と証拠保全を行います。録音については、法的要件を満たす形で実施します。
5. 推進体制
カスハラ対策に取り組み、安全で働きやすい職場環境の実現を目指します。本方針は定期的 に見直しを行い、社会情勢や法制度の変化に対応して改善を図ります。
作成日 2025年12月10日
有限会社日本アイ・オー・シー
代表取締役 藤冨 雅則
