とことん「本質追求」コラム第15話 新しいポジショニングは、創造的破壊から生まれる

先週書いたコラム(ブログ)「ポジショニングが明確だと将来の売上も明るくなる!」を読んだ方から、ご質問を受けました。

以前、講演会に参加してくれた水道工事の会社を経営している方からで、社名を伏せればブログ公開OK!との事だったので、スカイプでお話しましょう!!ということになりました。

で、早速スカイプIDをお伝えしアクセスしてもらったのですが、、、最初から受話器(?)の向こう側では、声が沈みがちでした。

「講演会で”あなたは何屋さん?”と聞かれて、ずっと考えているんですけど・・・ウチは、どう考えても水道工事屋でしかないですよ」

と、相当ぐるぐると考えていらっしゃったようです。

で、私は聞きました。

「●●さん、ひとつ簡単なアプローチがあります」

「なんですか?」

「もし、コレを競合他社がやってきたらヤダなーって思うことありませんか?」

「うーん、イヤなことですか? 値段を下げてくるとか?」

「たしかに・・・でも価格じゃなくて、サービス面でありません?」

「うーん、なんだろ・・・」

「・・・・・」

「じゃぁ、仕事の流れを整理してみましょう。どうやって顧客獲得していますか?」

「チラシまいたり、ホームページですかね」

「そこから問い合わせを期待しているんですね」

「えぇ、そうです」

「で、実際どうですか?」

「ある程度状況を聞いて、何分くらいで行けるか伝えてます」

「その時、お客さんは何て言います」

「ホームページには”いくらいくら”って書いてありますけど、おおよそどれくらいですか?と聞かれます」

「で、●●さんは、何て答えるんです?」

「現場を見ないとわからないので、現場に言って見積もりします・・・ですかね」

「現場を見ないとわからないのですか?」

「えぇ、おおよそは検討がつくんですけど・・・」

「大体、問い合わせから注文が取れる確率って、どれくらいですか?」

「ちょっとわからないですけど、五分五分って感じですかね」

「これが8割がた着実に受注に結びつけば、経営はよくなりますか?」

「そりゃ、全然違いますよ」

「どうすれば8割まで伸ばせますかね?」

「うーん、安心・・・ですかね???」

「お客さんは、何に不安を感じているんです?」

「そうですね・・・スグに直るのか、いつ来てくれるのかとか、ボッタくられないか、とか・・・そんな感じですかね。」

「となると、水道工事屋さんの前に、水道トラブル相談屋さんじゃないですかね?」

「はぁ、まぁ・・・」

「相談屋さんだったら、どんな仕事をすればお客さんは満足しますかね?」

「早く正確にアドバイスをくれることですよね」

「どうすれば、それが実現できますか?」

「状況を詳しく教えてもらえれば、なんとか・・・でも難しいかも」

「●●さんが、コレとコレをやってみて!と言えれば、詳しく聞き出せます?」

「そうですね」

「では、その質問表作れますか?いわゆるお医者の問診票です」

「えぇそれは多分できます」

「そんなの作って電話対応している水道屋さん他にいますか?」

「いや、この辺りにはいないです」

「例えば、相談屋さんとして新しい競合が出来てきて、こんな事をされたら、ウチの商売食いっぱぐれちゃうよ。という事ありません」

「あっ!!」

「なんですか? 何かヤラれたイヤな事が思い浮かびました?」

「はい・・・※$%※!※#」

「確かに・・・それはマズイですね。じゃぁ、自分から常識を壊しちゃいましょう!誰からやれたらアウトだけど、今●●さんがやれば、競争優位性が作れますよ。」

「確かにそうですね!ちょっと勇気が出てきました。頑張ってみます!」

どんな事業でも、必ず「成熟期」がやってきます。

成熟期の特徴は、同業種による競争環境から、異業種が参入してきて、異質な競争環境になることです。

ここで成長する企業は必ず「新たなポジショニングを創造」しています。

逆に、乗り遅れた企業、価格競争に飲み込まれ悲惨な状況に・・・。

そうならないためにも・・・ぜひ御社でも新たなポジショニングを創造してみませんか?