とことん「本質追求」コラム第416話 断絶の時代の乗り越え方

『コンテキスト思考って、相手を理解する力ですよね!』 

 

先週、半年がかりで実施する企業研修がスタートしました。 

当社では、通常の企業研修は実施していないのですが、該当企業の課題に寄り添い、その課題を解決していくようなコンサルティング型の研修は喜んでお受けしています。 

 

理由は一つです。 

いわゆるお勉強型の研修は、時代のベクトルが一直線だった時は有効だったものの、断絶の時代は、過去のやり方が通用せず、新しい思考回路で新しいやり方を創造しなければならないと藤冨は考えているためです。 

 

創造性を高める研修も有効だと思います。 

ただ、個人的には「お勉強」よりも「実務の課題解決」の方が肌に合っているため、実務の課題解決を図るプロジェクトを立ち上げ、どう突破するか!を一緒になって考えるような取り組みをしています。 

 

経験こそが、最大の学びになると信じているからです。 

 

今のこの変革期を自ら進んで道を切り開くことが出来れば、それこそ貴重な経験となるでしょう。 

そして生涯にわたり食いっぱぐれのない貴重な学びを得ることが出来ると信じています。

 

正直にいうと、私もどんな未来が訪れるのか分かりません。 

 

・コロナ対策の大義名分の元、個人の識別管理社会が確立され、監視社会を受け入れざるを得ない時がくるのか…。 

・リモートワークが浸透し、都市集中化が緩和し、地方創生が進展するのか…。 

・ハイパーインフレ後にデノミが実施され、個人の金融資産がリセットされるのか…。 

 

など様々な、起こるであろう未来が見え隠れしています。 

その見え隠れする中から「仮説」を立てるのが精一杯の状況です。 

 

ただ、この仮説を立てるということ。 

そして、変わるものと変わらないものの見極め。 

そこから、どう未来を創造していくのか?という創造性の鍛錬が、今まさに求められているのだと藤冨は強く感じています。 

 

まず、仮説ですが、先日読者の方から面白いメールを頂戴しました。 

ご了承をもらいましたので、皆様にもシェアします。 

 

「藤冨さん、いつも参考になるコラムを有り難うございます。とても無料だとは思えない内容にいつも感心しています。さて、先日「断絶の時代」という表現をされていましたが、まさにその感性は的を射ていると感じました。実は2020年は、200年に一度の大変革元年になります。これまでは「土の時代」と言われ「物質主義、金銭主義」が台頭し、個人の豊かさを求められてきました。しかし、これからは「風」の時代へと本格的に突入していきます。風の時代は「情報・通信・コミュニケーション・知性」と言った要素がクローズアップされ、主流になっていきます」と。 

 

なるほど、確かに情報、通信、コミュニケーション、知性と言った流れは30年くらい前より台頭はしていましたが、私もこれまでの「パソコン」「インターネット」「スマホやタブレット」と言った現象はあくまでも伏線であったと感じています。 

まるで「AI」の台頭を予測するような「伏線」です。

 

未来の仮説を立てる際、有効なのは「今起きていることで、今後主流になりそうなコトやモノを推測すること」です。 

 

・コロナという”今起きていること”から、どんな対策が打たれそうか?(歴史から推測することをお勧めします) 

・リモートワークという”今起きていること”から、何が主流になるのか? 

・世界債務の膨張という”今起きていること”から、どんな結末または回避策が考えられるのか? 

 

そんな仮説があってこそ、「衝撃の緩和策」「新たなビジネスチャンス」など次なる行動指針が生まれるはずです。

 

仮説こそ、計画の起点となります。

まずは、今起きていることを正しく捉え、来るであろう未来の仮説を立ててみてください。

 

次に、その仮説をもとに、具体的なビジネス・モデルを考える上で、変わるものと変わらないものとを見極めておくことも大事です。 

 

例えば、どれだけ「流行が変わったとしても…」「社会環境の変化で、市場から求められるものが変わろうとも…」ベーシックな消費者心理はさほど変わりません。 

 

「顧客が置かれた環境」「その環境から想像される行動モデル」「その行動モデルから求められる”効用・ベネフィット、利益…”」など。 

この相手の置かれた状況を「ドラマのようにイメージできれば、我々が何を提供できるのか?」を創造することができます。 

 

冒頭に出た「コンテキスト思考」とは、まさにこの「ドラマのように相手が置かれた状況をイメージする力」が起点となります。 

コンテキスト思考とは、モノゴトの背景、前後関係、文脈を洞察することで全体像を掌握する思考法を言います。 

顧客の置かれた全体像を把握することは、的確な商品企画やセールスをする上でとても重要です。 

 

なぜなら、その全体像に問題が隠れていないか、もっと魅力的なあるべき姿はないのか?をクリエイティブできるからです。 

 

どう未来を創造していくのか?という創造性は、今の置かれた状況を掌握することからでしか、生まれてきません。 

 

・未来の仮説を立てること。

・変わるものと変わらないものの見極め、的確な戦略・戦術を企てること。

・そして、そこから、ビジネスとしての未来を創造していくこと。

 

この3つの組み立て力が、これからの断絶の時代を乗り越える必須能力であると藤冨は捉えています。

 

あなたは、今どのような未来が来ることを想像していますか?

変わるもの、変わらないものを洞察していますか?

そして、そこからビジョンなり現状の解決策なりの「未来」を創造していく準備を整えていますでしょうか?