手段が目的化するのは、自然現象である

物物交換の利便性を向上させる「手段」として生まれた「貨幣」は、資本主義が伸展することで「貨幣そのもの」を追求する「目的」と化してしまった。

ITは、知識の外部保存・整理を答えを導きだすための「手段」として生まれたが、情報技術の伸展により、答えを知ることが「目的」となってしまった。

社会のルールは、社会生活を円滑にする「手段」として生まれたが、ルールそのものを守る事が「目的」となってしまった。

目的化してしまったものは、必ず「その存在意義」が問われはじめる。

これはイノベーションのチャンス。

自社の事業環境において、目的化してしまったものは何だろうか?