
2025年も一年間、「とことん本質追求コラム」にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
多忙な日々のなかで、「本質に立ち返る時間」として本コラムを選んでくださったことに、心より感謝申し上げます。
本年の年間閲覧数ランキング上位10本(巻末に掲載)を振り返ると、経営の現場で直面している課題や葛藤、そして確かめたい判断軸が、率直に反映されているように感じます。
なお、本ランキングは年間閲覧数を集計したものであり、検索エンジンから自然言語で検索され、課題解決の文脈で読まれたコラムが多く含まれています。
その特性上、1月・2月・3月に投稿された記事が上位に入りやすい点については、あらかじめご承知おきください。
それでもなお、ランキング上位に並んだテーマは、共通する文脈が見えてきます。
「マーケティングは販売テクニックではない」
「ニーズを聞いたら、皮を剥け」
「潜在ニーズは『察する』ことで顕在化する」
これらはいずれも、部門横断で顧客視点を経営に取り込み、事業発展の礎とする方向性への関心が反映されているように思います。
短期的な成果を出しながらも、断絶の時代を乗り越え、長期的な視野に立つことが求められる時代になりました。
だからこそ、顧客の言葉をそのまま鵜呑みにするのではなく、その奥にある構造や感情、さらには業界背景までを読み解く力が、経営判断の質を大きく左右します。
また、生成AIやWeb戦略、競争社会の変化といった時代性の強いテーマにおいても、最終的に問われていたのは技術への対応力ではなく、経営として何を大切にするのかという軸でした。
「情熱なきスキルは、ただの作業にすぎない」──
この言葉が支持された背景には、効率化や自動化が進むほど、人間としての「意思」や「覚悟」、そして何よりも「想い」が、これまで以上に重要になってきた時代の変化があるのではないでしょうか。
本コラムが、皆さまの意思決定のどこかで立ち止まり、考えるきっかけとなっていたとしたら、これ以上の喜びはありません。
改めて、日々の経営という重責のなかで、本コラムを読み続けてくださったことに深く感謝申し上げます。
2026年も引き続き、ご購読をいただけますよう宜しくお願い致します。
ともに本質を問い、強く、しなやかな経営を探求してまいりましょう。
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2025年 閲覧数ランキング TOP10
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1位 第661話 オルタナティブ競争社会
2位 第659話 AI時代で売上を伸ばす企業の条件
3位 第659話 ジャングリアの危機から学ぶ「マーケティング」の本質
4位 第650話 強く富める組織を育む「家長制度」
5位 第660話 生成AI時代のWeb戦略|LLMO対策していますか?
6位 第658話 業績を伸ばす顧客視点の獲得法
7位 第654話 ニーズを聞いたら、皮を剥け!
8位 第652話 マーケティングは販売テクニックでない
9位 第657話 情熱なきスキルは、ただの作業にすぎない
10位 第655話 潜在ニーズは「察する」ことで顕在化する
